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以前は、家から徒歩5分の場所にジムがあった。
しかし、地方への移住で、駅前のジムが遠くなった。こうなると、僕は行くのが面倒になる。行かなくなる自分が、簡単に想像できた。
筋トレは続けたい。そこで、今まで経験したことのなかったホームジム作りに踏み切った。
最初は、ジムにある道具を揃えるところから
まず用意したのは、インクラインベンチ、可変式ダンベル、懸垂バー、ゴムマットの4つ。
最初から細かい計画があったわけではない。「家でも筋トレができればいい」という気持ちが先にあり、どの部位にどの道具を使うかまでは、あまり考えていなかった。
使いながら、自分に必要なものを探していった。ここでは、今使っている4つの道具と、その役割についてまとめる。
一度手放した懸垂バーを、もう一度買った
僕には、なるべく家の物を減らしたいという気持ちがある。
背中もダンベルで鍛えられるなら、大きな懸垂バーはいらないのではないか。そう考えて、一度手放した。
以前の懸垂バーは多機能だった。懸垂だけでなく、腹筋、ディップス、腕立て伏せにも使える。でも、いろいろできることが、そのまま僕の使いやすさにつながるわけではなかった。
当時は、自分の中で道具の役割が定まっていなかったのだと思う。
手放した後は、ダンベルで背中のトレーニングを続けた。ただ、重くなるにつれて、正しいフォームでできているのか分からなくなった。背中の発達も、あまり感じられなかった。僕自身の効かせ方が未熟だったところもある。
山澤さんの動画を見たことも、もう一度懸垂を取り入れるきっかけになった。
今使っているのは、BARWINGの懸垂バー。今回は、多機能さよりも、使い道がはっきりするものを選んだ。
道具の役割が決まると、筋トレが楽しくなった
今の僕の使い分けは、こんな感じだ。
| 道具 | 僕の使い方 |
|---|---|
| 可変式ダンベル | 胸、腕、肩、下半身のトレーニング |
| インクラインベンチ | ダンベルのトレーニングで、姿勢や角度を変えるために使う |
| 懸垂バー | 背中のトレーニングを中心に使う |
| ゴムマット | 床を守り、階下への音にも配慮するために敷く |
懸垂は自分の体重を扱うので、僕には難しい。でも、できる回数が増えたときはうれしい。ダンベルだけで背中を鍛えていたときより、トレーニングが楽しくなった。
何でもできる道具を置くより、「これは、このために使う」と決められる方が、僕には合っていた。
一度手放したときとの違いは、道具があることより、道具の目的がはっきりしたことなのかもしれない。
使って分かった、4つの道具の良さと不満
BARWINGのインクラインベンチ

使うこと自体に、大きな不満はない。
ただ、角度を変えるときに、今何度になっているのかが分かりづらい。角度を細かく把握したいときには、少し気になる。
FLEXBELLの可変式ダンベル

重さを変えながら、いろいろな部位のトレーニングに使っている。
気になるのは、重量を細かく増やせないこと。1kgずつ上げられるわけではないので、腕や肩などの種目では、次の重さへの段差が大きく感じることがある。
背中のトレーニングでは、重くなるほどフォームへの不安もあった。今はダンベルだけですべてを済ませようとせず、懸垂バーと役割を分けている。
BARWINGの懸垂バー

僕には、背中を鍛えている実感がある。できる回数が増えることも、楽しみになった。
一方で、場所は取る。物を減らしたい僕にとって、そこは今も気になるところだ。
それでも、使う目的がはっきりしている今は、家に置いておきたい道具になっている。
ゴムマット

ゴムマット自体には、特に不満はない。賃貸なので、ダンベルなどで床に傷をつけないために敷いている。
僕は2階に住んでいる。ただ、筋トレ中の音や振動が階下にどれくらい響いているかは分からない。マットを敷く前後で比較したわけでもないので、防音の効果は確認できていないが、響きにくいものを選んだつもりだ。
僕が使っている目的は、まず床を守ること。そして、下の人にあまり音を響かせないことだ。
家でもやらない日はある。予定は生活に合わせて動かす
基本的には、週4回の筋トレを目安にしている。それ以外の日は、散歩が中心だ。
ジムに通っていた頃と比べて、頻度はあまり変わっていない。ただ、自分の生活に合わせて柔軟に変えられるようになった。
もちろん、家に道具があっても、やらない日はある。人なのでムラもある。でも、僕はそこにストレスを感じていない。
筋トレは、カレンダーに予定として登録している。無理な日は、違う日に移すこともある。
家に道具があるから毎日できる、という話ではない。僕の場合は、予定を生活に合わせて動かしながら続けている。
人の目を気にせず、自分のペースでできる
ホームジムの一番のメリットは、人の目を気にしなくていいことだ。
以前はゴールドジムに通っていた。体が仕上がっている人が多く、良い意味でも悪い意味でも刺激を受けていた。
そんな刺激もジムの良さだと思う。でも、僕には、人の目を気にせず自分のペースで筋トレできる環境が合っていた。
コロナ以降、通っていたジムでは、使ったダンベルの持ち手やマシンをアルコールで拭いていた。そのひと手間も、少し面倒に感じていた。家なら、共用器具を使うたびに拭く手間はない。
出かける準備も、人の目を気にすることも、共用器具を使った後のひと手間も。筋トレの前後にある小さな面倒が減ったことは、僕には大きかった。
1DKに置くには、場所もお金も必要だった
僕の家は1DKだ。懸垂バーは場所を取るし、ベンチとダンベルも置く必要がある。1Kやワンルームで同じように揃えるのは、難しいかもしれない。
購入時の金額を確認できたものは、次のとおり。
| 道具 | 購入当時の価格 |
|---|---|
| インクラインベンチ | 12,800円 |
| BARWINGの懸垂バー | 5,999円 |
| 上記2点の合計 | 18,799円 |
※金額はすべて購入当時の価格で、現在の販売価格とは異なる場合がある。ダンベルとゴムマットの購入金額は確認が残るため、この表と合計には含めていない。
同じ4つをそろえる前に、置く理由を決める
僕の失敗は、最初に道具の役割を決めず、家でもできればいいとそろえたことだった。多機能な懸垂バーを手放し、あとから買い直した経験を考えると、機能の数だけで必要かどうかを決めるのは難しい。
これから選ぶなら、やりたい運動と、今の環境で困っていることを先に書き出すのがいい。僕の場合は、ダンベルだけで背中を鍛えるときの難しさが、懸垂バーをもう一度置く理由になった。ダンベルで十分に目的を満たせている人まで、同じ器具を増やす必要はない。
| 道具 | 僕の経験から、購入前に確かめたい点 |
|---|---|
| インクラインベンチ | 姿勢や角度を変える使い方をするか。細かく角度を把握したいなら、調整位置の見やすさも確認する。 |
| 可変式ダンベル | 最大重量だけでなく、次の重さまでの刻み。僕は腕や肩の種目で、その段差を大きく感じることがある。 |
| 懸垂バー | 使う目的と置き場所を両方決める。背中に使う役割ができた今も、場所を取る点は気になっている。 |
| ゴムマット | 床を保護したい範囲と、音・振動への配慮を分けて考える。僕の環境で防音効果は測定していない。 |
また、ベンチと懸垂バーの購入額だけを見て、ホームジム全体の費用が分かったとは考えないでほしい。この記事の18,799円は、金額を確認できた2点だけの合計だ。ダンベルとマットも必要なら、その分を別に見積もる必要がある。月々のジム代と比べて何か月で元が取れるかも、この数字だけでは計算できない。
僕が得たのは、筋トレの回数が必ず増える環境ではなく、生活に合わせて予定を動かせる環境だった。家でもやらない日はある。それを含めて続けやすいかどうかが、道具を持つ判断になる。
ジムの良さもある。僕は続けやすい環境を選んだ
体が仕上がっている人を見て刺激を受けられることは、ジムの良さだった。家で一人で筋トレをしていると、そういう刺激は少なくなる。
ホームジムには、人の目を気にせず、生活に合わせて始められる良さがある。一方で、道具を置く場所が必要になる。
ジムか家か、どちらか一つに決めなくてもいいと思う。ジムが近くにあるなら、両方を活用するのもいい。
職場の既婚の先輩から、「先に筋トレ道具を買っておけば、結婚後も家に置けそうで羨ましい」と言われたことがある。実際にどうなるかは分からないけれど、続けたいことのために、先に環境を作っておくという考え方は面白いと思った。
僕がホームジムを作ったのも、ジムが遠くなって、行かなくなる自分が想像できたからだ。
物はなるべく減らしたい。でも、筋トレも続けたい。だから、使う目的がはっきりした道具を置いて、自分の生活に合わせて続けている。
大事なのは、僕が続けやすい環境と習慣。今の僕には、家で始められる筋トレが合っている。

コメント
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